【TUTORICA】授雲の心理カウンセリング

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第10回
「輝く未来はあなたの一歩から」

行く春を惜しみながらも爽やかな初夏が近づく毎日です。
お元気ですか、授雲です。

自分の人生を自分で決めていく力のことを「生きる力」と言います。

自分が何を好きなのか?何に興味があるのか?何に向いていているか?どういう生き方をしたいのか?

しかし、間違いや失敗を覚悟で、自分にとって一番良いと思われる道を選択していくことこそが「生きる力」なのです。けれど、時には自分だけではどうにもならない事があります。

さて、本日は先日Tutoricaオンライン学習を受講されました専業主婦のTさん58歳のお話しをいたしましょう。

T : 「初めまして、今日は実の母親の介護の事で悩んで夜も眠れずに悩んでおります。」

授雲 : 「あなたのご兄弟は何人ですか?」

T : 「はい、兄と私の二人です。
義理姉とは結婚当初から母親も私もキツイ人だとは感じていましたが、更にここに来てからも母親に対する行動や言動で傷つけられています。」

授雲 : 「家族の介護においては、誰が主導権を握って介護するのかが重要になってきます。前もって話されたんですか?
先はまだまだ長いので、普段から介護について兄弟同士で気軽に話せる関係性を作っておくことが望ましいですが、お兄様夫婦と円満な話し合いになればよいですね。」

T : 「はい。お金や不動産の管理は、実家の隣に住んでいる兄夫婦に生前父が頼んだと聞いています。父が五年前に亡くなり、その後、二年前の79歳で母は庭で転んでから足腰が急に弱くなり、現在一人で買い物も行けず、私は週2回、往復2時間かけて面倒を見に行っております。
本当に何もしない義理姉と兄か許せないのです。」

授雲 : 「高齢になると色々な負担は仕方ないでしょう。面倒を見る側も大変です。 例えば、

  1. ずっと面倒を見なくてはいけないので、自分のことは後回しになり、何もできなくなって気が滅入る。
  2. 認知が加わると、物忘れが激しく、5分前に言ったことを何度も繰り返し言うので、毎回返事をするのが苦痛になる。
等は良く聞かれる事ですね。

介護を必要としていることがわかっていても、精神への負担が積み重なり、介護者自身の体調を崩すケースも少なくありません。今後の事を時間を作って話し合う事ですね。
生前お父様がお母様の事を頼んだとしても、お母様がそれを変更してあなたに介護してもらいたいと判断すれば大丈夫ですよ。
一番は、優しく接する事が出来る人がお母様の面倒を見てあげたらよい事だと思います。一人しかいないお母様なのですから、一緒に過ごす時間を大切にされてください。お兄様や義理姉に腹をたてるくらいなら「私が一番してあげよう。お母さん大好きだから」と明るく頑張ってください。」

T : 「授雲先生、ありがとうございました。大切な事を教わりました。私が母を大切にすれば良いのです。期待なんかもうしません。私を育ててくれたお礼に感謝、そして悩んだお陰で素晴らしい授雲先生にも出会えて感謝いたします。頑張ります!生きる力を身につけました。ありがとうございました。」

お年寄りにも、孤独な人にも、心のこもった「言葉かけ」は大切です。植物でさえ、「言葉かけ」によって良く育つと言われています。介護される側も生きていることに「快さ」を感じるようになれば、生きようとする意欲が再び芽生えてくるものです。

介護とは次のどちらでしょう。

  1. 「助け合う」
  2. 具体的な力を与え合うこと。
  3. 「支え合う」
  4. 互いに相手の存在が精神的な力になっていること。

答えは2番です。
寝たきり状態の人を介護することは、介護する人にとっても介護される人にとっても、互いに相手は、かけがえのない大切な人であるから、互いに精神的な力になっています。
間違いなく支え合っているのです。

誰だって歳をとるし老いていくのです。明るい人生にしたいなら、あなたの周りにいる人は縁があって、意味があって側にいる人です。
「いつもありがとうね。感謝します。」のプラス言葉をつぶやいてくださいね。

人生には良い事、悪い事様々なことが沢山あるものです。
何度でも夢を希望に変えられるあなたなら願いは必ず叶うのです。
人生が思いのまま、輝くのです。
皆様の幸せを祈っております。
一歩、一歩。

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