荒野のエッセイスト(映画編)

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第20回
これぞアメリカン暴走ヒロイン

僕はバカ映画ファンである。
ところがなかなかクオリティーの高いその手の作品は見つからない。
やっぱりバカ映画はバカだからだ(これ、日本語として成り立っているか?)。

では、キャメロン・ディアス主演の
「バッド・ティーチャー」
はどうでしょう?
玉の輿結婚にすんでのところで失敗し、
古巣の学校に戻った学校教師のエリザベス(キャメロン・ディアス)。
授業は全くやる気なし。
教室で生徒にビデオを見せ、自分は机にうつ伏せで寝ているだけ。
彼女の夢はただ一つ。
豊胸手術!
そこにイケメンでお金持の教師が登場すると、
キャンパスは婚活の広場となる。
ライバルの女教師を追い落とすためには
どんな汚い手だって使いますよーっ!
実に何とも最低な奴。
ところが……、
この女教師が何ともチャーミングなのだ!
これがカリスマ女優の底力だ。

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