荒野のエッセイスト(音楽編)

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第5回
レッツ・シング・プレミア・オールディーズ
往年の名曲とカラオケのコラボレイト


レッツ・シング・プレミア・オールディーズ
(株)BMG JAPAN
全20曲+カラオケ20曲 ¥2,940(税込)

1974年に、映画「アメリカン・グラフィティ」が日本でも公開され、じわじわとオールディーズのブームが盛り上がってきた。
この辺のところは「六本木ケントス物語」に詳しく書いてあるので、興味のある人は読んで欲しい。

では、オールディーズとは何か?
なつかしのポップスをすべて、オールディーズと呼ぶ人もいるが、狭義では1955~64年の約10年間に流行した西洋の流行歌。
21世紀に入ってすっかり勢いを失くしているが、今でもオールディーズのCDは次々にリリースされている。
どれも帯に短しタスキに長しではあるが、ちょっと変わった切り口のCDを見つけたので、紹介しよう。

キャッチ・コピーは……
永遠に色褪せない洋楽オールディーズ・ソング全20曲。
オリジナル・オールディーズ音源プラス第一興商DAMカラオケ音源収録!
ワンポイント歌唱レッスン掲載!

もうこれがすべてを表現しているな。
カラオケ付きCDというのは演歌の世界ではお約束だが、それがオールディーズの世界まで広がったとは、うれしいような嘆かわしいような……。
このCDを山野楽器で見つけ、カウンターに持って行くと、「こちらは2枚組で、片方はカラオケになっておりますが、よろしいでしょうか」と念を押された。
後でクレームが来たらいけないと思ったんだろうな(笑)。
僕は「よろしいです」と笑顔で答え、それを購入した。

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