コミュニケーション達人への道

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第51回
心のリセット(2)


日本YOGA連盟のサイトに記載されている説明を引用すると「ヨガは本来、生命=自然=真理を「結ぶ」という意味」「真理に目覚めて人間としての正しい生き方をすることがすなわちヨガ」だそうです。ヨガではすべてのポーズで呼吸と姿勢の二つを正しく行うように指導されます。呼吸と姿勢はノンバーバル・コミュニケーションでも大切な要素です。焦ったり、慌てると呼吸が乱れます。緊張したり、あがってしまう場合も呼吸が浅く短くなります。だからその逆に、呼吸を深く一定の間隔で繰り返す事で落ち着きを取り戻す効果が期待できます。何かの本番の前、深呼吸を繰り返すと落ち着いた気持ちになれるのは皆さんも経験済でしょう。けれど深呼吸した後に、またすぐに緊張してしまうという繰り返しになっている人は、視覚や聴覚、そして自分の思考からくるイメージ等の情報刺激が影響しています。これらをシャットアウトして自分の呼吸だけに集中するメディテーションが出来る様になると心の本来の落ち着きが取り戻せます。メディテーションとは瞑想のことです。

ヨガには必ずメディテーションのポーズや時間が含まれます。今の自分と向き合い、心を内側から解き放っていくお薦めのメディテーションを二つご紹介します。

一つ目は“座禅”です。
目を瞑り、胡坐のポーズで座り、両手の手のひらを上にして軽く両膝に置きます。

そしてゆっくりと呼吸を繰り返します。呼吸の速さや深さは余り意識せずに心地いいと感じられる速さと深さで行いましょう。
また、照明を落とし、アロマを焚いてみる等周りの環境も整えてみるとよりリラグゼーション効果が高まります。
肩の力を抜き、顏の力も抜き、ただただゆっくりと静かに呼吸を繰り返し、呼吸することだけに集中し、何も考えない様にして思考で疲れた心を解放しましょう。



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