外国人に日本語を教えてみませんか!

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第14回
日本語教育能力検定試験にチャレンジしよう!

さて、これまで、約1年間、日本語を外国人に教える、日本語教師や日本語ボランティアという仕事について、皆さんにお伝えしてきました。現在、「英語」の影響力が世界的に広がっていますが、国際化時代だからこそ、日本国内、そして海外の外国人に、私たちの母語である「日本語」を学び、使いこなせるようになってもらう必要が高まっています。日本語を学び、日本に留学したり、日本語を使って働く外国人が増えることは、少子高齢化の進む日本社会にとって、未来を支える杖のようなものです。そして、私たちが思っているよりも、世界の人々は日本の文化を愛し、日本語という言葉に関心を持っています。
これまで、ご紹介してきたように、海外に行かなくても、日本語学校で働かなくても、ご近所で開催されている日本語のボランティア教室に参加したり、外国人の友人に教えたりと、実は気軽に始められるものです。海外旅行の魅力といえば、歴史的な建築物や遺跡を見学したり、大自然の美しさに心奪われたりする醍醐味(だいごみ)の他にも、現地の人々との交流は忘れられない思い出として残るものではないでしょうか。学校、ボランティア、フリーランスなど、どのようなスタイルであったとしても、外国の人に日本語を教えることは、それ自体が、深いコミュニケーション体験となり、多くの発見や気付き、そして、知る喜びを私たちにも与えてくれるものです。興味がわいてきたら、ぜひ気軽に日本語を教える現場に入ってきてください。

今回は、日本語を教えるために必要な知識を問う「日本語教育能力検定試験」(以下、検定試験)について、ご説明します。
第4回テーマ「日本語教育能力検定試験にチャレンジしよう!」でこの試験の基本情報をご紹介しましたが、毎年10月に実施される日本語教師を目指す方にとっての登竜門となる試験です。合格率は約20%で、合格すれば、多くの日本語学校や海外での採用条件として評価されます。

2013年は、10月27日(日)に開催される予定ですが、試験範囲が広いので、初受験の方は、ゴールデンウィークの前後には、準備を始めることをお薦めします。日本語学校が開催している通学制の養成講座に通ったり、通信講座で学んだり、問題集や参考書を使って独習したりと、さまざまな学習方法があります。検定合格という「資格」の必要性、ご予算、時間などに応じて、ご検討ください。

検定試験は、試験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3つのパートからなります。合わせて、4時間の長丁場となりますが、それでも時間が足りなくなるくらい問題量が多いのが特徴の一つです。出題範囲は、このコラムの末尾にリンクを貼る「平成25年日本語教育能力検定試験実施要項」で確認できます。

それでは、試験Ⅰから、紹介していきますね。

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