私が見つけたライフワーク

バックナンバー

第6回
ワクワクドキドキ!初「親子キャンプ」

7月の終わり、初めて「親子キャンプ」を実施しました。

「食農ツアー」と称し、5月は田植えを行ない、夏は稲の成長観察と夏野菜の収穫を行なうという目的でキャンプをすることにしたのです。

場所は、山梨県北杜市の「増富の湯」近くにあるキャンプ場。

参加者は21人で、うち子どもは、自然の中で遊びなれていない都会育ちの小学校低学年の子ばかり13人。

実を言うと、キャンプはほぼ初心者の私。パパたちの参加も見込めず、準備を進めていくうち、だんだん不安になってきました。

プロのキャンパーさんに協力をお願いするべきだったか?崖や川など危険な場所で何かあったらどうすればいいのか?などなど心配の種は尽きず、もっともっと周到に準備をしておくべきだったと、ひそかに後悔していました。

ところがキャンプ当日、急きょお二人のパパさんが参加してくださることに!男性がいらっしゃるということだけで、どれだけ心強くなれたか…。本当にありがたかったです。

さて、集合の後、まず野菜の収穫体験をしました。

じゃがいも、ピーマン、トウモロコシ、なす、きゅうりなどを次々と収穫。土と汗にまみれながら、立派に肥えた夏野菜たちを手に「見て見てー!」とはしゃぐ子どもたち。予想以上の大収穫となりました。

その後、キャンプ地へ移動。涼しいとは聞いていましたが、畑から車で20分ほど奥に入ったところで、肌寒いほど。長袖やコートを着てちょうどいい気温です。

北杜市の職員の方がテントを張ってくださったり、シュラフや食器を貸し出してくださったりと、いろいろ手助けをしてくださいました。私たちは子どもたちに目が離せませんので、協力してくれる方がいてくださると、本当に助かります。

日が傾いて来たころ、子どもたちには迷子にならないよう、勝手をしないよう約束をさせ、晩ご飯の準備にとりかかることに。

みんなで収穫したばかりの夏野菜を丁寧に切り、調理していきます。キュウリは生のまま「みそ」をつけて食べることにし、他の野菜はお肉と一緒にじゅうじゅう焼いていきます。だんだん辺りにいいに匂いがたちこめてきました。

本当は「飯ごう炊飯」がしたかったのですが、親が調理にかかりきりになってしまうと、子どもたちを見失いそうで、急きょ「焼きそば」に変更。子どもは、お友だちと一緒だとついテンションが上がり、普段やらないことまでやってしまいがちですからね。念には念を入れます。

さて、ようやく出来上がったお料理を前に、みんなで声を合わせて「いただきまーす!」。

山の澄んだ空気の中で味わう料理は最高!特に野菜は、さっき自分たちで収穫したばかりのものですから、おいしさも格別です。普段あまり野菜を食べない子が、お友だちにつられて楽しそうに食べる光景も見られました。

子どもたちを満腹にさせたら、次はお待ちかね「オトナの時間」。

私は、「何かあったらすぐに車を出さなくては…」という思いがあり、お酒は飲みませんでしたが、野菜の収穫やバーベキューを通して打ち解け合ったママ・パパたちと一緒に料理を囲み、とても楽しい時間を過ごしました。

やがて夜は更け、山の中での大宴会もお開きに。全員就寝したのは、深夜1時過ぎ…。

コメント