内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第36回
世界一周旅行を企ててみる

早速、スターアライアンスのWebサイトの「Book and Fly」という旅程計画サービスを利用して、自分が訪れてみたい土地に思いを巡らしながら立ち寄り地を選んでいった。まずは、北半球のみで主要都市を巡る旅を考えてみた。東京を出発して、西回りでシンガポール、イスタンブール、アテネ、ローマ、リスボン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルルと3大陸全8ヵ所の主要都市に立ち寄って東京に戻るコースだ(図2)。


図2.北半球のみの主要都市めぐり


この旅程での総マイル数は23,059であり29,000マイル未満であるため、航空運賃は最安値の347,800円が適用される。燃油サーチャージ、空港税、手数料などを含めても462,788円となった。ちなみに、ビジネスクラスは合計で793,988円となった、一般的なヨーロッパ往復などのビジネスクラスのチケットも正規料金だと600,000円程度するので割安感がある。ビジネスクラスであれば、長距離の移動も苦にならないし、空港のラウンジなども利用できる。
一方、エコノミーで我慢し、各立ち寄り地で2泊ずつするとして、宿泊費、食費、観光代を切り詰めて1日1万円程度に抑えれば60万円強で世界一周ができる計算だ。これは断然現実味が出てきた。
そこでもう少し野心的な旅程も考えてみた。同じく西回りで、東京、シドニー、バンコク、カイロ、アテネ、コペンハーゲン、リスボン、リオデジャネイロ、ロサンゼルス、ホノルル、東京という南半球を含む6大陸9か所を選んでみると36,179マイルとなりエコノミークラスで625,819円、ビジネスクラスで1,083,719円となった。1ヵ所に3泊ずつし、一日の滞在費を3万円としても200万円に収まる計算となる。


図3.南半球を含む6大陸10か所の周遊


こうして実際に計画を立ててみると、夢のまた夢というほどではないような気がしてくる。しかし、さすがに1か月以上の休みをまとめて取るのは難しい。いつの日かビジネスクラスでゆったりと6大陸を巡ることを夢見つつ、現実の世界で日々精進していくとしよう。

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