内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第37回
高い所から東京の街を望む

さて、ここで東京の主な展望台および展望室の概要を図1にまとめた。海抜ではなく地上からの高さで比べると、東京スカイツリーの次に高い展望室はサンシャインシティのサンシャイン60展望台であるようだ。東京タワーの特別展望台よりも3mほど高いことになる。サンシャイン60展望台では、18時以降に入場可能なサンシャイン60展望台ナイトペアチケット(2名で1,000円)を発売しており、夜景を楽しむデートにお勧めだ。

図1.東京の主な展望台・展望室

建築物名 展望台・展望室の概要 入場料金(大人当日券) 高さ(地上)
東京スカイツリー 東京スカイツリー天望デッキ
(最終入場時間 21:00)
2,060円 350m
東京スカイツリー天望回廊(最終入場時間 21:20) 1,030円
(天望デッキからの料金)
450m
東京タワー 大展望台(最終入場時間 21:45) 900円 120mから2階構造
特別展望台(最終入場時間 21:30) 700円
(大展望台からの料金)
223.55
東京都庁 東京都庁展望室(最終入室時間 22:30) 無料 202m
六本木ヒルズ 東京シティビュー(2015年4月28日まで休業中) 1,800円 218m
サンシャインシティ サンシャイン60展望台(最終入場時間 21:00) 620円 226.3
あべのハルカス(大阪) ハルカス300(最終入場時間 21:20) 1,500円 287.6m
横浜ランドマークタワー 展望台フロア「スカイガーデン」
(最終入場時間 20:30)
1,000円 273m
出典:公開情報を参考に作成(2015年3月現在)

参考までに、東京以外では横浜ランドマークタワーのスカイガーデン(273m)、大阪あべのハルカスのハルカス300(287.6m)がある。あべのハルカスは行ったことがないので、いつかビル内の展望室として国内最高地を訪れてみたい。

都庁展望室から西側を望む

ほとんどの展望台・展望室が有料なのに対して、主要なものとしては唯一無料なのが東京都庁展望室である。都庁は、筆者のオフィスから至近であり、1階の展望室行きのエレベーターに並ぶ人の列をいつも横目で見て通り過ぎていたのだが、この機会に昇ってみることにした。都庁の展望室は地上202m の45階に設置されており、北展望室と南展望室の2つが無料で開放されている。外国人旅行者にも人気のスポットだ。北展望室は23時まで開いているので、会社帰りに夜景を楽しむこともできる。東側は新宿の超高層ビル街がそびえ立ちぶ姿が圧巻だが、西側はパークタワーとオペラシティ以外には高い建物が少ないので、天気が良ければ広々とした街並み、多摩丘陵、そして富士山を見渡すことができる。

京王プラザホテル「ポールスター」からの夕景

最後に展望室ではないので番外編だが、筆者のお気に入りの展望スポットを1つ紹介しよう。新宿の京王プラザホテルの45階にあるとラウンジとバーで、どちらも地上160mに位置する。東側に位置する「オーロララウンジ」は夜景を見ながらディナーも楽しめ、東京タワーや東京スカイツリーなど都心の活気を感じることができる。こちらは、ビジネスマンなど4~5人のグループ客も多く、やや賑やかだ。


「ポールスター」からライトアップされた都庁を望む

一方、西側に位置するバー「ポールスター」は、オーセンティックなバーでカウンター席からは正面に東京都庁のビルが見える。カップルなど少人数の客がほとんどなので、静かで1人でも居心地が良い。
都庁ビル越しに東京の街並みが夕暮れに染まっていく様子を、スコッチウイスキーなどを飲みながらゆったりとした時間の中で楽しむことができる。
都庁は時々ライトアップされるが、写真(下)は昨年10月のピンクリボンフェスティバル(乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるキャンペーン)の際にピンクにライトアップされた時のものだ。ポールスターは、待ち合せによく使う場所で「6時半頃から飲みながら待っています」という感じで使うことができる。待ち時間が気にならないので、忙しい人との待ち合わせには打ってつけだ。むしろ待ち時間が楽しい。
長年東京に住んでいても、まだまだ知らない景色がたくさんある。同じ場所でも昼間の景色と夜の景色はまったく違って見えたりする。

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