内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第13回
都会暮らしと田舎暮らし

前回は、複数の住居を持つマルチハビテーションという暮らし方について述べた。今回は、住居が複数であるか1つであるかを問わず「終の棲家(ついのすみか)」として都会暮らしと田舎暮らしを比較しながら考えてみたい。

定年退職などで仕事の制約がなくなる、子供が独立していく、親の介護が必要となるなどエイジレスライフの中にはしばしば転居を考える場面が訪れる。特に、実家が地方にあって仕事の関係で都会暮らしをしている人であれば、リタイアしたら故郷に帰ろうかとか、まったく別の地域で田舎暮らしをしてみようかなどと一度は考えたことがあるのではないだろうか。実際筆者の先輩たちの中にも、リタイア後に実家に帰ったり、全く縁もゆかりもない土地で第二の人生を送ったりしている人も多い。また、リタイア後でなくても、子供を育てるには都会よりも田舎の方が良いと考える人もいるだろうし、激務と通勤ラッシュに嫌気がさしてUターン、Jターン、Iターン転職などにより地方へ移り住む人も少なくない。
都会暮らしと田舎暮らしの特徴を感覚的ではあるが図1にまとめた。コストの面では田舎暮らしの方がさまざまな点で安い場合が多いだろう。一方、利便性という点では都会暮らしの方が便利なことが多いと考えられる。どちらを重視するかは人それぞれだ。その他の生活面や精神面についても、刺激が多く人間関係の煩わしさが少ない都会暮らしの方が性に合っているという人もいれば、ゆったりとした時間の流れで近隣と助け合って暮らすことが心地よいという人もいるだろう。

図1.都会暮らしと田舎暮らしの比較


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