内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第23回
秩父・長瀞の魅力を堪能する(前編)

温泉もあり、都心からも日帰りができる景勝地として人気の高い秩父・長瀞を訪ねた。今回は、その一日目をレポートする。

都心から約1時間半という近距離でありながら、水や緑が豊かな観光リゾート地として知られるのが秩父・長瀞地域だ。恵まれた自然環境を活かしたレジャー施設も多く点在し、釣り場やキャンプ場なども多数ある。秩父三十四箇所といわれる札所巡りを行う人、山歩きやハイキングを楽しむ人、また、秩父鉄道のSL列車目当ての撮り鉄・乗り鉄など、さまざまな人達で賑わう。
今回は、自動車での一泊二日の小旅行であったが、西武秩父線や秩父鉄道などの電車でも2時間弱で行くことができ、日帰りでも楽しめるところが魅力だ。ちなみに池袋駅から西武秩父駅までは特急レッドアロー号で1時間20分強だ。

さて、往きは関越自動車道の花園インターチェンジから皆野寄居有料道路を経て一路長瀞駅を目指した。最初の目的地は、今回の旅の一番の目的のひとつである荒川の長瀞ライン下りを経験するため長瀞駅前のライン下り案内所だ。受付を済ませ、送迎バスで乗船場まで送ってもらう。


長瀞ライン下りの船

今回選んだのは、岩畳から高砂橋までのおおよそ3kmを30分で下るロマンチック・コースで大人1人1,600円の料金だ。これ以外にこの上流に位置し、やや急流が多いチャレンジコースと、その両方を貫いた全長コースというのがあるとのことだ。あいにくの雨模様であったが、船は屋根付きなので心配ない。同じコースをライフティング、カヌー、カヤックなどで下るツアーもある。



岩畳からの景色

出発地点である岩畳(いわだたみ)は、長瀞を代表する景観で、幅80メートル、長さ500メートルにわたる結晶片岩でできた広大な自然岩石で、露出した岩石は段丘をつくり、その名の通り一面に畳を敷き詰めたかのようだ。これは、国の天然記念物だそうだ。ここを出発し、穏やかな流れのところもあり、水しぶきが船内まで飛び込んできそうなやや急流のところもあり、川岸の景色と自然を楽しみながら初めてのライン下りを体験することができた。ライン下りは、子供も大人も、そしてお年寄りも楽しめるレジャーだ。

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