内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第24回
秩父・長瀞の魅力を堪能する(後編)

前回に続いて秩父・長瀞への小旅行の二日目は、山や滝など豊かな自然を大いに満喫した一日となった。

温泉でゆっくりした翌日は、やや曇り空ではあったが前日の土砂降りもあがり、涼しい風が心地よい朝だ。まず目指したのは長瀞駅にほど近い宝登山(ほどさん)である。宝登山は標高497.1mの山で、麓の宝登山神社からの登山道である表参道ハイキングコースを利用すると1時間ぐらいかかるが、宝登山ロープウェイを利用すれば山麓駅から山頂駅までの全長832mを約5分間で登ることができる。山頂駅から山道を少し登った山頂からは長瀞や荒川の流れから、秩父市街、奥秩父の山並みまで一望できる。山頂近くには、約2,000平方メートルの敷地に約2,000本の臘梅(ろうばい)が咲く宝登山臘梅園がある。臘梅の開花時期は12月下旬~2月下旬だそうだ。また近くの「梅百花園」は、日本一品種の多い梅園で約170種、約470本の梅の木があり、こちらの見頃は2月下旬から3月下旬ぐらいということだ。残念ながらどちらも開花時期ではなかったが、景色と自然を十分満喫することができた。


宝登山ロープウェイ

登りはロープウェイで一気に登ってきたが、下山は歩いて下ってみることにした。途中、山歩きをする多数の老若男女とあいさつを交わし、自然を楽しみながらのんびりと50分ほどかけて下山した。下りはハイキング気分でも良いが、登りはちゃんとした山歩きの覚悟が必要だと思った。山歩きの初心者でも十分に楽しめるコースではないだろうか。


宝登山神社

下山して麓にある宝登山神社を参拝した。宝登山神社の御創立は、およそ1900年前の西暦110年で、秩父神社・三峯神社とともに秩父三社の一社といわれているそうだ。開運厄除・火災盗難除の守り神と言われ、「宝の山に登る」という縁起のよさから、年間に100万人の参拝者が訪れるとのことだ。本殿には、初宮参りをする家族が何組かいた。

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