松本すみ子の「@シニア」

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第16回
楽して豪華、おススメなクルーズの旅

処女航海してきました

前回は格安航空会社のことを書きましたが、同じ旅でも今回は船の旅・クルーズについて。5月のある日、私は人生で初のクルーズを体験してきました。どこ? エーゲ海? それともカリブ海? と思うかもしれませんが、主に韓国と日本の航海。なあんだと言わないでください。クルーズの旅が初めての私には、これがちょうどいい入門編だったのです。それは、それは快適な旅でした。
“クルーズは期間が長く、旅行代金も高く、語学とドレスコードが心配”などと思っている人もいるでしょうが、日本発着船に関していえば、むしろ、安くて楽です。ということで、今回は、私の処女航海を基にクルーズの楽しさを紹介しましょう。

レジェンド・オブ・ザ・シー

参加したのは横浜港の大桟橋を出港し、韓国の釜山、済州島(チェジュ島)、鹿児島に寄港し、横浜に戻ってくるという7日間の旅。船は「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」という7万トン11階建ての大きな客船です。アメリカのロイヤル・カリビアン社が所有しており、何度も世界一周を経験しているということでした。今回は乗客1900人に対して、乗員はなんと750人も。まさに動くホテルなのです。
どうしてそんな豪華客船が、アジアの短期クルーズに配船されているかというと、もちろん、アジア全体が以前に比べて裕福になったから。昔なら、欧米を主体に一部のお金持ちしか参加できなかったクルーズも、今や、日本、中国、香港、シンガポール、その他アジア諸国での需要が増えているからです。お客さんがいれば、船はどこにでも出す。これはビジネスとしてはしごく当然のことですね。

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