今だからこそ考えよう~自分に合った食事と運動のいい関係

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第30回
ナッツはダイエット効果あり!

ナッツ(種実類)には、「すごく太りそう!」っていうイメージがありますよね。
でもナッツは、アメリカを中心に行われた臨床研究で、体重の増加が抑えられることが発表されているのです。

ナッツには、アーモンド、マカデミアナッツ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ、くるみ、松の実、ピーナッツなどがあります。
ナッツ類はカロリーが高いため、食べ過ぎれば太ってしまいますが、食べる量や食べる時間を工夫すれば、ダイエットだけでなく、生活習慣病の予防や改善に役立つ食べ物なのです。

驚くべきナッツの栄養素

ナッツ類は、どのナッツも栄養組成は似通っていて、脂肪が50~80%、タンパク質と炭水化物が20%前後で、炭水化物の半分は食物繊維が占めているんです。にもかかわらず、高タンパク質食品の代表格として知られる卵や大豆より、ナッツ類のほうが100gに対してのタンパク質量が多いのです。
それだけでなく、マグネシウム、鉄、亜鉛、カリウムなど体に必要な栄養素で、かつ体内で作ることのできないミネラルや、ダイエットに効果のある炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝に欠かせない重要なビタミン、ビタミンB郡、若返りビタミンと呼ばれる抗酸化作用が非常に高いビタミンEなどが豊富に含まれています。

ナッツ類が、ダイエット効果がある理由は、タンパク質や脂肪、食物繊維が豊富なナッツ類は、パンやでんぷん食品に比べて腹持ちが良く、その結果食事の摂取量が抑えられるためだと考えられているようです。
また、ナッツ類は食物繊維が豊富なため、動物実験によりナッツの脂肪分の20%弱が糞(ふん)として排出されるといった研究発表もされているようです。
なお、ご存じかと思いますが、ナッツ類の脂肪分は植物性なので、コレステロールを含まず、悪玉コレステロール濃度の低下作用があるといわれているオレイン酸も豊富に含まれています。

おすすめはアーモンドやピーナッツ

ダイエット効果のあるナッツ類として特に私がオススメしたいのが、ナッツ類の中でもビタミンB郡を多く含む、アーモンド、ピーナッツ、カシューナッツ、ピスタチオです。
ピーナッツとカシューナッツは、エネルギー代謝に不可欠なパントテン酸(ビタミンB郡の一つ)が極めて多く、肝臓脂肪や体脂肪の代謝を促す働きがあるとして、近年注目されています。

ちなみに私は、アーモンドを毎朝欠かさず食べています。ナッツ類の1日の適量は人によって違いますが、目安として1日20g程度をおすすめします。アーモンドでいうと17粒程度、ピーナッツでいうと25粒程度です。
ピーナッツは、砂糖を一切加えていないものや、砂糖控えめのピーナッツバターを代用して、お料理に使ったり、朝パンに塗って朝食に食べたりしてもいいと思います。
アーモンドは、無塩のものがいいですね。

細マッチョ、目指してみませんか?

さて、体もしっかり動かして、ナッツで摂取したカロリーを消費するのも忘れてはいけません。
8月27日にメディアファクトリー新書から発売された私の新書「40代から細マッチョになる」では、自宅でできる5分ですんでしまう簡単エクササイズメニューや、お腹エクササイズが紹介されています。
運動を始めたいと思っている方におすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

さて、今回の簡単レシピは、朝食にオススメの一品です。
調理時間短いので朝の忙しい時間でも作る事が出来ると思います。腹持ちもばっちり!お昼までしっかり仕事に集中できる、とっておきのレシピです。

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