旬の野菜と歴史 毎日の食事に取り入れる簡単野菜レシピ

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第2回
5月病や不眠症、アンチエイジングにも!? 万能ハーブ「パクチー(香菜)」

パクチーは日本料理では使われませんが、近年のエスニック料理ブームで、一般のスーパーでも買えるようになった人気の香味野菜ですね。タイ料理やベトナム料理、中華料理、インド料理など使われるジャンルの料理で、呼び名が違うところも特徴です。



■「パクチー」の歴史

原産国はヨーロッパ東部や地中海東部という説があり、せり科のコエンドロ属の一年草です。日本には、1,000年前の平安時代には中国から伝わっており、「胡ずい(こずい)」と呼ばれる薬草として育てられていました。現在の和食ではほんとんどパクチーを使うことはありませんが、当初は朝廷料理で生魚を食べる際に薬味として食されていたようです。また江戸時代にはのどの鎮静効果が期待できるため、うがい薬として用いられたという言い伝えも残っています。
エジプト産のパクチーが最高級と言われており、エジプトでは紀元前より、身分の高い人の亡骸と一緒にパクチーを埋める風習があり、たくさんの遺跡も発見されているようです。

■「パクチー」の特徴

パクチーの呼び名は、タイ料理ではパクチー、ベトナムではザウムイ(日本のレストランではパクチー)、香辛料などで使われる粉末のものは英名のコリアンダー、中国では香菜(シャンツァイ)と呼ばれている。古くから地中海東部では食用とされており、葉や茎に独特の風味があります。

■「パクチー」の栄養など

リナロールという成分に解毒作用があり、喉の痛みや、風邪、ウィルス予防になります。またデトックス効果もあるため、体内の老廃物のそうじや、肌荒れ予防になるでしょう。
カルシウムが入っているので骨や歯を丈夫にするほか、腰痛や精神安定の効果も期待できます。そのほかに、貧血や冷え性、慢性疲労、薄毛予防となる鉄分、アンチエイジング、不眠症、肩こり、しわ予防、コラーゲン生成など、美肌や美白にも嬉しいカロテン、ビタミンB1、ビタミンCなどが入っているハーブです。
パクチーは精神安定や不眠症予防にもなることから、気候の変化で多くの人が悩む、5月病の予防や改善食として頂くといいでしょう。



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