梅雨時期の虚弱体質、栄養保持に真っ赤なトマトでパワーアップ／三輪桃加 ― 健康

旬の野菜と歴史毎日の食事に取り入れる簡単野菜レシピ

第４回
梅雨時期の虚弱体質、栄養保持に真っ赤なトマトでパワーアップ

2015.06.15 ［三輪桃加］

■トマト自体が調味料!パスタの基本「ポモドーロ」

日本ではトマトはサラダやお料理の付け合わせなど生食が主流ですが、トマトは加熱するとグルタミン酸という出汁成分も手伝って、濃厚なソースになり、トマト自体が調味料となります。オリーブオイルと塩だけで美味しいトマトソースとなるイタリア料理の基本「ポモドーロ」のレシピをご紹介します。

[材料](2人分)

●	パスタ	160g
●	桃太郎トマト	2個(合計約300g)※大きさによって個数を調整してください。
●	モッツアレラチーズ	1/2個(100～140g)
●	オリーブオイル	大さじ2
●	塩	2つまみ
●	バジルの葉	4～6枚 (飾り用)なければ粉末のドライバジルでも可

[作り方]

パスタはパッケージの時間より2分ほど少な目の時間で固めに茹でておく。茹であがったらオリーブオイルを回しかけて(分量外)麺がくっつかないようにしておく。
パスタを茹でている待ち時間に、トマトを8等分のくし形にカットし、モッツァレラチーズを1cm角のサイコロ型にカットしておく。
冷たいままのフライパンにオリーブオイルとトマト、塩を入れ、中火で蓋をしめて、5分ほど煮る。一度フライパンの蓋を開けて、トマトを木べらなどで、潰しながらソース状にする。
3に固めに茹でたパスタを入れ、ソースを絡めながら、1分ほど煮込む。その後、カットしたモツァレラチーズを入れて、さらに1分ほど煮込み、チーズが溶けかけぐらいで火を止める。
お皿に盛り、バジルを飾って出来上がり。

ポモドーロはトマトだけで、味気ないように思う方が多いですが、調味料は塩だけでも十分濃厚な味わいのパスタ料理に仕上がります。チーズが苦手な方は、入れなくてもOKです。濃厚な味わいなのに、モッツァレラチーズもチーズの中ではカロリーが低めで、油分もオリーブオイルのみなので、ダイエット中にパスタが食べたくなった時でも安心です。トマトをカットして煮詰めるだけなので、男性も気軽にチャレンジしてみてください。