小岩井 大輔流 富士山と出会う

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第10回
「夕暮れ」さいたま市


12月下旬 SONY DSLR-A900 80-200ミリ F22 6秒

暖秋から1カ月、気温もグッと下がり、白雪で冬化粧をした富士山。富士山撮影の最盛期に突入です。麓の撮影スポットには、三脚がズラリと並べられ、冬の風物詩が始まりました。

西高東低の冬型気圧になり空気が澄み渡るこの時期、関東近辺からも、綺麗な富士山を眺めることができます。家の窓や通勤途中、ちらっと富士山が見えると不思議と活力が湧き、心が癒されます。

遠望からの富士山撮影では、特に前景が重要です。富士山が見える場所を探し、足げなく通ってみましょう。河川敷や高層ビルは、富士山が見える場所が多く、おすすめです。「富士見…」なんていう住所を探すのも良いと思います。

作品は、夕暮れの富士山に電車(埼京線)が向って行く光景。荒川河川敷をサイクリングしながら見つけました。場所を探したらイメージを膨らまします。スローシャッターで光のラインを作り、異空間を演出しました。

年々、開発が進み高層構造物が増えて、富士山が見える場所も少なくなりました。身近な景色にも目を向けて、大事にしていかなければいけないと考えます。

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