写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

バックナンバー

第20回
雨の日ならではの魅力的な被写体を見つけよう!

■雨が夜の街にさらに輝きを与えてくれます!

雨が降って路面が濡れると、街の光や車のライトが反射して、路面が乾いている時より眩しく感じることがあると思います。夜の写真は、どうしても暗めになりがちですが、雨が降った日ならかえって路面を含めて写すことで、いつもより明るい印象の夜の街を撮ることができます。
【写真2】は、街灯の光が強く路面に反射して、路面のほうがあかるく写っているほどです。


【写真2】

水たまりの映り込みや路面の反射は、どなたも日常的に目にしているものですが、意識して観察していないとなかなか撮影しようという発想にはならないかもしれません。雨の時には「何か反射して面白く見えるものはないかな」という視点で歩いてみると様々なものに気がつきやすくなります。そんな一コマを写真として残せたら、雨に降られてしまった旅先での思い出もきっと振り返って楽しいものになるはずです!


コメント