写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

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第23回
影を上手にいかして撮影してみよう!

■刻々と変わる影の造形にも着目してみよう!

形あるものに光が当たれば影ができます。この影に着目して身の回りを観察してみると、特別な場所でなくてもご自身にとって「面白い!」と思えるものに様々なところで出会えるかもしれません。特に旅先では、街中で物珍しいものに出会う機会が多いですよね。建物、オブジェ、お土産物屋・・・。よく見てみると影も見慣れない、面白い形をしていたりするかもしれません。


【写真2】


【写真2】は、水差しのような工芸品がずらりと店先に並んでいて、その影が敷き詰められたカーペットの上に伸びているところです。ちょうど日が傾いて影が長くなっていたので、影の存在感が強く出ています。

影は当たり前に視界に入っているだけに、気付かずに見過ごしていることが多いものです。影を写真にうまく取り込むには、日差しが強い日に「何か面白い影はないかな?」と意識して周囲を観察することが大切です。様々な影に気が付くようになると、これまであまり撮ろうとは思わなかったものも、ご自身にとって魅力的な被写体になるかもしれません。また、時間帯が変われば影の付き方が大きく変わることを実感すると、同じ場所でも時間帯によって違う魅力が感じられるようになるかもしれません。朝、昼、夕方、それぞれ光が違うように、朝の影、昼の影、夕方の影もそれぞれ違うのです。
ぜひ、日常でも旅先でも、影の存在を思い出して周囲を観察してみてください!

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