荒野のエッセイスト(映画編)

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第23回
シャングリラ・レポート

ジェームス・ヒルトンの「失われた地平線」を題材にした映画は、
僕の知る限りでは、日本でも2作品が公開されている。
一本はフランク・キャプラ監督の1937年度の作品で、
もう一本は1973年にテアトル東京で公開されている。

残念ながら前者は僕の生まれる前の作品で、
未だに見る機会はないのだが
後者はリアルタイムで見ることができた。
監督は「1000日のアン」のチャールス・ジャロット。

出演者はピーター・フィンチ、リブ・ウルマン
(この2人はプログラムの表紙を飾っている)
サリー・ケラーマン、ジョージ・ケネディ、マイケル・ヨーク
オリヴィア・ハッセー、ホビー・ヴァン、ジェームス繁田、
シャルル・ボワイエ……。


当時としてはかなりのオールスター・キャストだが
今見ると派手なんだか地味なんだかよく分からない。
ストーリーは後半、シャングリラで救出された大使が
実はチベットの高僧に誘拐されていた……
というムードも説得力もない展開となり、
驚くほど評価の低い作品となったが
僕は妙に気に入っているのだ……。

ミュージカル仕立ての作品で
作曲は「雨にぬれても」のバート・バカラックが担当。
これまでのミュージカルとは一線を画すポップなナンバーが並んでる。


地元の娘に扮したオリヴィア・ハッセーが
歌い踊るシーンは(無理があるけど)何ともキュートだ。
この映画は未だにビデオ・DVD化されていないため、
日本で見ることはむつかしいだろう。
僕にとってはチャンスがあったら何とかもう一度、
見てみたい作品なのである。

僕の見た、一般の評価は低いが
妙に気に入っている映画ベスト3を発表します。
①おかしなおかしなおかしな世界
②失われた地平線
③エクソシスト2
参考にはならないと思うけど……。

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