荒野のエッセイスト(音楽編)

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第17回
古き良きアメリカの流行歌がズラリ!

エルヴィス・プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」、
ポール・アンカの「ダイアナ」、
パット・ブーンの「砂に書いたラブレター」など、
定番中の定番の他、
ナット・キング・コールの「トゥー・ヤング」のような、
オールディーズというより、ポピュラリティーのあるジャズ
またはスタンダードというべき作品が半数を占めるが、
それはそれで楽しめる。
タブ・ハンターの「ヤング・ラブ」、
フランキー・レインの「野鴨の叫び」、
などのめったに手に入れることのできないシブい曲が収録されているのが、
何よりもうれしい。
団塊の世代にとってなつかしくて新鮮なオールディーズ。
今の若者にはなつかしいわけもなく、新鮮とも感じられないだろう。
それでもオールディーズは心に響くはずだ。
現代のポップスの原点がすべてつまっているのだから。
ダウンロードもいいが、たまにはジャケット、盤、曲目表など実体のあるものに
どっぷりと浸ってみてはいかがだろうか……。

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