荒野のエッセイスト(音楽編)

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第3回
世にも怪奇なビートルズ

日本からは金沢明子のコブシの利きまくった「イエロー・サブマリン音頭」もエントリーされているが、どの曲と比べてもその完成度の高さは際立っている。
プロデュースが大瀧泳一、訳詞が松本隆、そして編曲が植木等の「スーダラ節」で知られる萩原哲昌と実力派が揃ったのだから、当然と言えば当然の結果。日本の民謡と欧米のポップスがここまでスットコドッコイに融合した例は他にはない。
その他、L⇔Rの「ペイパーバック・ライター」や、ほんの一瞬ではあるが東京ビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」も流れ、日本人としてはかなりうれしい仕上がりになっている。
これはパート1で、パート2と3も発売されているので、チャンスがあれば改めて紹介しましょう。

なお、このCDは20年近く昔に発売されたものだが、大手のCDショップでは今でも扱っているし、通信販売もしているようだ。
トークが多くて、少々タルいのが難点だが、興味を持った人はどうぞ!
そのくだらなさとバリエーションに圧倒されることうけあいです。

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