荒野のエッセイスト(音楽編)

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第6回
ソングス・フォー・ジャパン
日本に目くばせのラインアップ!

残念ながらオールディーズで育った僕には
今ひとつしっくりこないし、
歌詞もほとんど聞き取れない。
それが正直な第一印象。
玉手箱を開けたら自分の老いに気づかされたって感じかな。
白いヒゲの手入れをしながら、
もう少し聴き込んでみようと思っている。

R.E.M.の「マン・オン・ザ・ムーン」は日本での
ライブ・バージョンが使用され「どうもありがとう!」の
声も聞こえる。
クイーンの「手をとりあって」では
日本語の歌詞がくり返し流れる。
このCDの最後を飾るノラ・ジョーンズの「サンライズ」を聴くと、
日の丸が脳裏に浮かぶ。
このように、全体的に日本という国に
目くばせをしたラインアップに仕上がっている。

音楽の力。
その実態はよく分からないが、
間違いなく世界中のたくさんのアーティストたちが
日本の被災地に心を砕いている。
このCDの収益は日本赤十字社に寄付され、
被災地の復興支援に充てられる。

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