荒野のエッセイスト(音楽編)

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第33回
お色気ジャケットBest3

そして、注目の第1位は!
「ピンク・ムード・ショー」


少年の近寄ってはいけないみだらな世界があった。
それがピンク・ムード・ショー!
シリーズ化されるほどのヒットになり、正確に言うとこれは第2集。
演奏者のクレジットはなく、お色気ばかりが強調されている。
やはり日本ビクターからの発表だ。
大人のために桃色音楽。
ところが「コーヒー・ルンバ」「キエンセラ」「テキーラ」etc.
お色気とは無関係の曲ばかり。
ネーミングと編曲とジャケットで
強引にイメージを作り上げた当時の代表的な成功例。
60年代の和室で暮らす日本人は
香水、キャンドル、ベッドルームに熱い思いを馳せた。

オールディーズ・バッド・セクシー。
これを書いている僕も久々のお色気に触れ、
妙にうれしくなって、いつもよりずっと長くなってしまいました。
皆さんにもセクシーな気持ちになってもらえれば幸いです。
ダサダサのジャケットに笑っちゃったよ、
というのももうひとつの楽しみ方ですが……。

ディスカバー・オブ・カバー


上記の三点を含む300を超えるレコードジャケットを掲載。
発行所 ピエ・ブックス
定価(本体2,800+税)
2003年発売(おそらく廃刊)。

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