荒野のエッセイスト(音楽編)

バックナンバー

第36回
最後のマイ・ウェイ


「マイ・ウェイ」誕生のいきさつは
7月20日公開の「最後のマイ・ウェイ」に詳しい。
ポップス・ファンの皆さんには必見の映画だ。
日本にはあまりお馴染みのないクロード・フランソワのCDも
これをキッカケに発売となる。
かなり実験的な曲も親しみやすい曲もあるので
興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。


サエキけんぞうがプロデュースした
「CLOCLO Made In Japan」
(CLOCLO=クロクロとはクロード・フランソワの愛称)
というトリビュート・アルバムもある。
フレンチ・ポップスがベースだが、
もっとファンキーで過激な別世界を作り上げている。

「マイ・ウェイ」は英語では
「And now the end is near
(そして今、終わりが近付いた)」
日本語では
「今、船出が近付くこの時に」
で始まる。
その歌詞のようにこの「荒野のエッセイスト」も
今回が最終回となってしまった。
「マイ・ウェイ」の主人公とは違って
僕にとっては後悔も多少はあるどころか
小さな間違いや言葉足らずの回も多く、
後悔ばかりの連載だったが、
常に自分の気持ちに正直に書いてきたつもりだ。
少しでも楽しんでもらえたり
「へえ、そうなのか」と驚いてもらえたとしたら、
こんなに嬉しいことはない。

これを読んでくれた皆さんや、
このコーナーの紙面作りを自由にまかせてくれた
スタッフの皆さんに心から
御礼を申し上げます。
では、皆さん、
またどこかでお目にかかれる日まで
さようなら!

コメント