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第6回
魅力的なオトコに見せるコツ

暖かい春がやってきました。
今年は本当に寒い冬でしたが、やっとコートを脱いでおしゃれを楽しめる季節が到来したのです。

今回は、そんな季節にぴったり(?)の、「魅力的なオトコに見せるコツ」についてお話します。

以前、上場企業の経営者が「成功する人間は苦労が顔に出ない」と、何かのインタビューで答えていました。
ビジネスでもプライベートでも成功したい、また人に好かれたいと思うのであれば、他人にマイナスなインプレッションは残さないよう、自分の感情や表現は極力コントロールしましょう。

最近は感染予防や花粉、アレルギー対策でマスクが手放せないのか、日本のマスク着用率は世界一じゃないかと思うほどマスクをしている人を多く見かけます。しかし私は、余程の理由がない限り、マスクはしない方がいいと思います。
なぜなら、体調が悪そうという印象が残ったり、表情が読み取りづらいことから「何を考えているかわからない」と思われたりと、ビジネスでもプライベートでも、人間関係においてプラスになることがないからです。

男性は女性のようにメイクはしませんが(一部の人を除く)、それ以外は女性と同様にファッション、ヘアスタイル、立ち居振る舞いなどで印象をコントロールすることができます。
「印象をコントロールする」というと、まずファッションやヘアスタイルを変えることが思い浮かぶかもしれませんが、それよりもっと重要なことがあります。それは表情です。

西洋人に比べ、東洋人は表情が読み取りにくいといわれ、特に年齢を重ねれば重ねるほど表情が乏しくなる傾向があるため、逆にいえば豊かな表情は強い武器になります。

特に、笑顔は女性よりも男性の方が大切です。
自信に満ちあふれた笑顔、優しい微笑、照れ笑い。笑いひとつとっても、さまざまなバリエーションがありますね。

自然で魅力的な笑顔を持つ著名人としては、教育学者であり明治大学教授の斎藤孝先生や、小説家の村上龍さん、タレントの石田純一さんなどが挙げられます。
斎藤孝先生のどんな質問が来ても焦らず笑顔で応じる姿に、にじみ出る自信と器の大きさを感じますし、村上龍さんのぶっきらぼうな表情から照れた笑顔に一変する過程は、母性本能をくすぐり、人を引きこむ魅力があります。また、石田純一さんの奥様を見つめながらほほ笑む姿からは、あふれるような愛情が伝わってきます。

でも、作り笑いはNGです。作り笑いは意外とすぐにバレてしまうもの。作り笑いだと分かった瞬間、自信がないように見えたり、何かを隠しているような印象を与えてしまいます。
男性は女性と比べてウソも演技も下手なので(笑)、すてきな笑顔の持ち主になるためには、心から色々なことに笑えるゆとりをもった生活をし、優しい気持ちでいることが何より大切なのかもしれません。

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