コミュニケーション達人への道

バックナンバー

第41回
『聴き上手』ではなく『聞き上手』後半

前回に続き、相手に好印象を抱かせる話の聞き方について。

その3:ノンバーバル・コミュニケーションスキルがある

どんなにタイミングよく適切なテンションでリアクションしても、無表情だったり、ジェスチャーが全くないと聞き手としてはネガティブな印象を与えます。
例えば黒柳徹子さんがホストとして様々なゲストの話を聞く「徹子の部屋」を観ていると、黒柳さんの聞き手としての非凡な才能にいつも感心します。相手がリラックスしてついつい話をしてしまう巻き込み方は黒柳さんだからこその力でしょうが、「まぁ」「あら、やだ」等のリアクションコメントを入れる時のクルクル変わる表情は、話し手がもっと話したいという気持ちにさせる力をもっています。
だからトーク番組の中であれだけ長寿となり、沢山のゲストが複数回出演を快諾するのだと思います。
それだけノンバーバルコミュニケーションは話し手の気分を大きく左右するものです。

その4:コメント力がある

「返し」であるコメントが無いと話し手は「話が面白くないのか?」「興味がないのか?」と寂しい気持ちになるものです。

いつの間にか自分ばかり話してしまう、そんな気にさせる聞き上手は、相手の話と気持ちに合わせたコメントを絶妙なタイミングで入れるのが上手い人です。



コメント