コミュニケーション達人への道

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第54回
怒りの感情と上手に付き合うには

アンガーコントロールやアンガーマネジメントという怒りの感情を理論的分析し、コントロールする方法が注目を浴びています。

恋愛感情と同じく、怒りの感情はコントロールしにくい感情です。
怒りは周りの人間関係をすべて破壊してしまう破壊力を持っています。今、怒りの感情に注目が集まっているのは、それだけ怒りを感じ、そのコントロールに悩む人が増えたからではないでしょうか。
怒りの感情はやっかいですが行動を起こしたり、成長をするきっかけにもなります。そして、怒りの感情は無理に抑えると溜まり、ストレスとなりますので上手にコントロールし、消化していくようにしましょう。

≪怒りを感じていることを自覚する≫

まずは怒りを感じた時に、自分は怒りを感じてるいという事実を自覚してみます。
怒っている自分をもう一人の自分に見せる様なイメージです。
“事実”として怒りの感情をを捉えることで、「私は怒りを感じている。暴走しない様にしよう。」や「まずは冷静になろう。」とその対処へと感情を向かわせることができます。

≪その場を離れる≫

ドラマにある夫婦喧嘩のシーンで激昂した奥さんや旦那さんが「もう、いい!」と外に飛び出すシーンはお馴染みですよね。怒りの感情を感じたら、一旦流れを断ち切る意味で、その場を離れるのもおすすめです。一旦話を中断させてみましょう。仕事では会議等で誰かの怒りの感情が高まっている様な状態になったらファシリテーターは休憩を挟み、クールダウンできる機会を与えてみます。一服するという行為は、怒りのコントロールという点でとても有効です。



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