コミュニケーション達人への道

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第18回
女性とのビジネスコミュニケーションで気を付けるべきこと

最近はアベノミクスの影響で、女性の役職者や事業主も増えてきており大変喜ばしい状況です。そして今後ますます女性との交渉やビジネスコミュニケーションのシーンは増えていくでしょう。そして、女性とビジネスコミュニケーションを取る場合、その女性のビジネスマインドのレベルに合わせたコミュニケーションが重要です。

決裁権をもつ女性キャリアでも、企業のブランディングやIRを意識した取組みとして女性役員・役職者の一定数が必要だから登用されたキャリア女性も少なくない為、ビジネスマインドの差は大きく、このビジネスマインドのレベルを読み違うと交渉が難航し、最悪のケースでは交渉決裂や関係終了してしまうこともあります。

どちらかというと“職人”的なタイプでコツコツと自分の専門分野の業務に従事していた為、対外のビジネスコミュニケーションの経験値が乏しいタイプとのコミュニケーションは、認識のずれが生じていないか細やかに確認しながらの対応をおすすめします。
また、頑張り感が強く、全方位高圧的に接するタイプや、スケジュールやアポなどにルーズだったり、ギブ&テイクやWIN/WINの意識が低い等の傾向は、残念ながら、まだまだビジネスウーマンに多く見受けられます。
私自身も一人のビジネスウーマンとして、この様な顰蹙を買う行いにならない様、日々気を付ける様にしています。

仕事をする上で培われてしかるべきビジネスマインド=プロ意識は、男性の場合、その組織における役職、年齢、勤続年数で想定した範囲から著しく外れることはないのですが、ビジネスの世界でまだまだマイノリティである女性キャリアはロールモデルが居ない、適切な育成を受けていない、対内業務に従事してきた経験値は豊富であるものの対外ビジネスコミュニケーションの機会が少なかった等の理由により、ビジネスマインドのレベル差が大きい可能性が高いのです。
今後この様なビジネスマインドの男女格差は小さくなっていく事は間違いありませんが、今はその過渡期なのかもしれません。


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