コミュニケーション達人への道

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第19回
“がんばれ“と言っていい人とダメな人の違い

家族や大切な人、部下や仲間や尊敬する上司が落ち込んでいたり、元気がない時に励ましたいと思いつつ、どんな言葉をかけたらいいのかわからないという人は少なくないでしょう。
「下手な言葉をかけて、より落ち込ませてしまう位ならそっとしておこう。」
深慮や配慮が美徳とされる日本人は悲しんでいたり、落ち込んでいる人との関わりが苦手なのかもしれません。そういう私自身、この様な励ますコミュニケーションは得意な方ではありませんでした。学生時代の友人に“落ち込んでいる時には会いたくないタイプ”とまで言われたこともあり、確かに当時を振り返ってみると随分と心配りが出来ない振る舞いをしてしまったと反省しきりです。今でも得意か苦手かと問われれば、励ます事は苦手なコミュニケーションに類しますが、このコミュニケーションは一生得意と断言する域に達する事はないのかもしれません。

落ち込んでいたり、悲しんでいる人への励まし方で、使っていいのかどうかで悩む言葉が“がんばれ”ではないでしょうか。
“がんばれ”と励ました方が良い場合と避けた方がいい場合があります。
ここを間違うと、励ます事でますます落ち込ませたり、追いこんでしまったり、逆に力を引き出す事が出来なくなります。
“がんばれ”と励ました方がいいか、悪いかは、その励ましたい人の精神状態が健康で普通であるニュートラルな状態を0値とした場合、それ以上か以下かどうかで見極めます。
0値以上の人には“がんばれ”と励まして問題ありません。がんばれと励まされることで“がんばろう”という気力が沸き、それを実行することもできるでしょう。例えば、スポーツをしている人やスキルアップの為に習い事や勉強をしている人に対しては、頑張れと大いに激励しましょう。もっと上を目指したいと仕事に打ち込んでいる人に対しても“がんばれ”は問題ありません。

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