カリスマシェフ栗本流イタリアン!!

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第18回
食べるサプリメント「ピーナッツもやし」

ピーナッツの原産地は南米アンデス地方。そのアンデス地方で健康食材として、古くから食べられていたのがピーナッツの新芽です。

そもそもピーナッツは、脂質にオレイン酸やリノール酸が多く、またオリゴ糖や、高酸化作用を持つビタミンE、食物繊維を豊富に含む高栄養食品ですが、唯一の欠点はカロリーが高いこと。
しかしそのピーナッツが発芽する際、成長するためにカロリーだけを消化するので、栄養価の高いおいしい食べ物になります。脂質に関してはピーナッツの10分の1程度です。

豆の時には含まれていないビタミンB群が豊富で、代謝を高めて疲労を改善します。その疲労回復効果はウナギの約2倍だそうです。ガン細胞を死滅させるほどの抗酸化作用も持っているそうです。
健康食材である雑穀と比べても、カルシウムが6倍、食物繊維は4倍など、健康食材の名に恥じない栄養成分を含んでます。
ビタミンEはピーナッツの5倍近く高く含むので、美肌や老化防止にもつながります。

ピーナッツもやしは、発芽の過程で豆自体がカロリーを消費するため、もやしになるとピーナッツの 7~10分の1にカロリーが低下します。

豊富に含まれるアスパラギン酸(アミノ酸の一種)が味わい深いコクを生み出します。
重さ2~5g、長さ5~20cm、直径3~6mm、茎は茶系の白色、豆の部分は茶系のクリーム色で、見た目は「お化けもやし」みたいな感じです。豆もやしに似ているのですが、豆もやしよりかなり太いもやしです。
味はもちろんピーナッツ味なのですが、調理方法によって、随分と味が変わってきます。揚げ物にすると濃いピーナッツ味、おひたしにすると、ほのかなピーナッツ味。

新感覚・新食感が味わえるピーナッツもやしを、ぜひ一度ご賞味ください。 では、次ページでピーナッツもやしを使った料理を紹介いたします。

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