大河ドラマ「八重の桜」の世界をめぐる

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第1回
幕末のジャンヌダルク”新島八重”とスペンサー銃

平成25年(2013)年1月6日(日)スタートのNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロインは、新島八重という女性です。名前はご存じなくても、綾瀬はるかさんの名前は知っているでしょう。現在、好感度ナンバー1の女性タレントとして、世代を超えた人気を持つ女優さんですよね。

そんな綾瀬さんが演じる新島八重ですが、「幕末のジャンヌダルク」というキャッチフレーズが付けられています。ジャンヌダルクといえば、母国フランスを救うため、武器を手に取って戦場で勇敢に戦った女性です。幕末とは、江戸時代が終ろうとする激動の時代のことを指すのですが、八重はそんな時代に生きた草食系男子など真っ青のスーパーウーマンだったのです。

八重は、福島県会津若松市で生まれました。会津若松といえば、鶴ケ城という名前のお城が観光地になっています。会津を旅行した人なら、歴女でなくても、その天守閣に一度は訪れたことがあるでしょう。白亜の美しさが青空によく映えます。

でも、約150年前にさかのぼると、そこは戦場でした。女の命だった長い黒髪を切り、八重は女性であることを捨てます。幕末のジャンヌダルクとして鉄砲を手に、命がけで会津を守るために戦いました。時に、24才の時でした。
そんなスーパーウーマン新島八重の、波乱万丈の生涯をご紹介していきましょう。

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