人はなぜ『道』を探すのか?庭道への道

バックナンバー

第10回
無垢(むく)人と龍は昇り、無碍(むげ)の光がさしこむ

富士相模湾上空写真(2011.11.1)
造景流の赤松(盆栽)

皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

いや~、関東は元旦から「ゆ~らゆ~ら」と地震がありました。僕は霞が関の麓、溜池山王のローソンにいました。「え~???揺れてる~地震!!」揺れる揺れる、「ドキー!」としたがよ。「1年の計は元旦にあり」といいますが、もう天災はこないと信じたい!「日本よ~!揺れんでくれ~!」
冗談は日本の霞が関だけにしてくれ~。な~んて・・・。

睦月も半ばを過ぎもう二十四節気の小寒から大寒へと移りゆき、1年の中で寒さが最も厳しくなる時期になりました。また、「寒の水」ともいい、最も気合いの入る冷たい水の時期でもあります。この冷たい水でウイスキーの水割りで飲む、悪くなかね~。まぁ、そんなこんなで今年が始まりました。2月3日節分を過ぎると、暦の上では春の気配がしてくるがね~。
さて、「辰年」といえば「龍や蛇」と同じような意味を持ち、昔から「水の守り神」などともいわれ祭られてきました。「風水」にも同じくです。僕らの生活にとって一番大切なものは「水」です。がしかし、「水」は一番恐れるものでもあります。そう!!「心の善悪」、「己魂(みたま)」と同様色々な天候によりゆらぐんです!古来より「水を動かせる者は国を制す」といわれています。「水に振り回されるだけで何もできない者の国は滅ぶ」とも考えられるんよ。「辰年」は十二干支の中でも架空のモノ、しかし実はちゃんといるんよね~、そう、自分自身の「心の中」に。今年は12年に一度の自分自身の「心の年」でもあるがよ。だから自分自身「己魂(みたま)」を「心の龍」を育てる年なんよ。そう、ブータンの国王から教えられたように。「心の龍」を、無垢で日本人らしく基本にもどり清浄無垢なままでぶれてはいけない!それがよかよ。正しく「樹木に学べ」の精神である。

コメント