人はなぜ『道』を探すのか?庭道への道

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第18回
うごくからこそ生きている

ススキ

いや~いや~、残暑が続くね。でも、あと15日もすれば東京も涼しくなってきよるんよね。ロンドンオリンピックも終わりかけて夏の甲子園が始まろうとしとった8月7日の立秋から1ヶ月ほどたつけんど、秋の気配がするというよりも、もう秋じゃね~。

ハギ

立秋から8月23日の処暑(しょしょ)をこえて、9月7日の白露(はくろ)と移り過ぎてきたね。白露とは、二十四節気の一つ。大気が冷えてくるために露(つゆ)ができ始めるころで、この時期は台風が多い。陽(よう)より陰(いん)が強くなり始めるんよ。ここからグッと秋らしくなりよるがね。

秋露

白露から14日後の9月22日は、秋分(しゅうぶん)となる。この日が秋のお彼岸の中日で、キンモクセイ、ギンモクセイの花が咲き始めるんよ。そして少しずつ雨が多くなり、雨が降るたびに少しずつ気温が下がっていくんよ。

クリ

立秋を過ぎたころから少しずつ山の川の水が変わり、それが海へ流れつくと、海水の温度が下がり、旬の魚も秋物へと変わりゆきます。
太陽が陽から陰へ入る準備が始まると、山は一気に秋の気配。モモからブドウへ、そしてマツタケなどのキノコ類や栗など秋の味覚が実り始める。

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