今さら聞けないワインの話

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第21回
安くて美味!ニューワールドワインのすすめ─4(マム・ナパ編)

■これぞ、ニューワールドワイン

近年、このようにフランスのシャトーや作り手などが他国でワインを作っていますが、マム・ナパもそのうちのひとつ。

マム・ナパは、1979年にG.H. MUMMがプロジェクトとしてアメリカでワイン作りをすることになったことから始まります。G.H. MUMMは、もともとシャンパン作りをしていたわけですから、そのフランスの伝統的な技術を生かしつつ、アメリカの新しい文化も取り入れ、マム・ナパならではのスパークリングワインを作り出したのです。
ですので、シャンパーニュ地方で作られていないので「シャンパン」とはよべないものの、十分においしいスパークリングワインに出来上がっているのです!

しかもマム・ナパは、ロバート・パーカー氏が一押しするスパークリングワインとして、わずか5つしかないカリフォルニア産スパークリングワインの作り手の一つに君臨しています。

日本ではあまり見ることはなく、あってもアメリカ本土よりも少し高めです。ですので、アメリカにお出かけの際には、ぜひこのマム・ナパを試して頂きたいと思います。
今後TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)によって、経済の自由化が図れれば、また変わってくるのでしょうけれどね!

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