今さら聞けないワインの話

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第25回
オーパスワンのCEOとお食事をしてきました

当日「あら皮」に行ってみると、私たちを出迎えてくれたのは6ℓのオーパスワン(オーパスワンの詳細については、私の第19回のコラムをご覧ください)。
通常、ワインボトルは750mlです。ということは、それは8倍の容量なわけです。圧倒されたのは言うまでもありません。この6ℓのオーパスを日本に持ち込むのは、このときが初めてだそうです。


また、コルクも通常のコルクと大きさがまるで違うのです。ソムリエナイフで、何度かあちらこちらから刺して開けたとおっしゃっていました。
実際見ても、こんなに違うのです!通常のコルクと比べると一目瞭然(りょうぜん)ですね!

この6ℓのオーパスワンは1998年のものでしたので、良い具合に熟成され、素晴らしい出来で、素直に身に染み渡りました!言葉を失うとはこういうことだと実感。ただただ、おいしかったのです。
その後2006年のオーパスワンも出して頂きましたが、やはり年を重ねたものはステキになるものです。人と一緒ですね(笑)!

飲み比べて初めてわかる、奥深さと重さ。
さらに、オーパスワン・CEOのDavid Pearson(デイビッド ピアソン)氏がいらっしゃったことも感動でした。
彼は、日本が好きだからこそ、ここまで日本にワインを輸出しているとのこと。生産した60%近くは日本に輸出しているとおっしゃるので、驚きました。
大変な親日家で、とても優しい方でした。
そして、もしオーパスワンのワイナリーに来るときは必ず連絡して欲しいとのこと。そんなことを私に言った日には、絶対いつか本当に訪れてしまいますよ…なんて思いつつも、楽しくお話させて頂きました。
いつかこのコラムに「オーパスワンのワイナリー参上!」なんて記事を載せることができたら…と夢見ております。いえ、いつか必ず実現させます!

デイビット氏のお話から、彼のオーパスワンにかけている愛情や情熱が伝わり、オーパスワンがもっと好きになりました。アメリカはカリフォルニア州のナパバレーで、たった一種類しか作られていないワインですものね!まさに「ボルドースタイル」を貫いています。
カリフォルニア州のワイナリーは、赤と白、あるいは赤を数種類など、複数種類のワインを作っているところが多いので、それと比べると違いがわかります。
オーパスワンを作る皆さんの愛情が一つになり、あの味わいへと通ずるのだと、つくづく感心しました。本当に素晴らしいことです。

今回「あら皮」に足を運べたこと、オーパスワンのCEOにお会いできたこと、すべての出会いに心より感謝しております。

皆さんも、神戸にいらした際は、ぜひ「あら皮」へ足を運んでみてはいかがでしょう。
ステーキとオーパスワンとのマリアージュ、最高です!

あら皮
兵庫県神戸市中央区中山山手通2-15-18
078-221-8547

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