今さら聞けないワインの話

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第26回
リゾートでのワインとの過ごし方

ワインクーラーにザクザクと詰まった氷に埋もれるシャンパーニュのボトルとグラスは、冷えてキンキン。気温32度の中で頂くシャンパーニュは、一気にのどを潤し、心地良く吹く風と共に、体に染み渡っていきます。
この感覚は、ほかでは味わえません。
まさに、この環境だからこそ感じることのできる至福なものです。

そんなシャンパーニュは、少し泳いでは頂き、少しうとうとしてはまた頂き…と、ゆっくりと時間をかけて空にしていきます。
昼食後は、うとうとしつつコニャック(ブランデー)を頂いたりと、ゆっくりゆっくり過ごします。
そうしているうちに、いつしか空が赤やオレンジ色の絵の具をぱーっとこぼしたかのような色味に変わり、肌にも少し涼しげな風が感じられるようになります。
そして時間が経つにつれ、その空はピンク色や紫へと美しい変化を見せてくれるのです。
美しいものを見ながら気持ちよくなるのって、最高ですよね!
そして夕食もゆっくり、ワインを楽しみながら進めていくのです。
今度は満天の星空のもと、辛口の白ワインと軽めの赤ワインなんかを…。

アクティビティをしたとしても、そこにももちろんワインが一緒です。
今回はボートダイビングをしましたが、終わってからも船の中で「お疲れさま」のシャンパーニュを頂きました。
プールサイドやビーチサイドももちろん良いのですが、船の上で頂くのもまた格別でした!

この一週間、私はどのくらいのワインを飲んだのかしら?
日本人の一年間のワイン摂取量は1人あたり平均約2.5ℓですので、私は一週間で2人分の年間摂取量くらい飲んだかもしれません(笑)。
ちなみに、ワイン摂取量世界一のフランス人の年間ワイン摂取量は、な、なんと57ℓ!
でも年間を通すと、私のワイン摂取量はそれに匹敵するか、それ以上かも…。
とにかく、どこにいても飲む、飲む、飲む…(笑)。

こんな環境にいつまでもいられたら良いなと思いますが、普段の生活があってこそ、この時間が貴重で特別なものになるのでしょうね。
毎日のんびりし過ぎて、社会復帰できるかかなり心配ですが、人間にはこのような休養って必要ですね!
毎日張りつめてお仕事されている皆さんも、たまには息抜きしてくださいね!
皆さんにも、私のようなリゾートの過ごし方をしていただきたいなと思います!

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