ソムリエのつぶやき

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第29回
感動の連携プレイ

「インカント」でいただいた
ヴェニカ社のソーヴィニヨン

海外でも、あちこちお店を探してお食事しに行きますが、休日も都内でそんなことをしています。今回は、広尾にあるイタリアの郷土料理のお店「インカント」で出逢ったワインのお話です。こちらは、ワインリストがなく、その日にお店にあるワインがリスト代わりで、グラスで様々な種類のワインを頂く事ができる珍しいスタイルのお店です。

この日も、グラスのシャンパーニュからスタートし、お食事に合わせて、白ワイン、赤ワイン・・・と色々頂いたのですが、その中に、忘れられない白ワインがあったのです。それは、「ヴェニカ&ヴェニカ ソーヴィニヨン ロンコ デル チェロ 2012(Venica & Venica Sauvignon ronco del cero 2012) 」というものでした。ヴェネツィアのソーヴィニヨンで、色は黄色に近く、果実味豊かで花束のような華やかな香りがする子で、ある意味、ソーヴィニヨンらしくなく、感動した1杯でした。


サルディーニャの屋台風 馬肉

ウサギのテリーヌ


お店などで頂いて、気に入ると、ワインショップに探しに行ったり、通販サイトで探したりして、自宅で楽しむ事があります。このときも同じように探したのですが、インターネットで探しても、ヒットするのは、以前、このワインを飲んだ事がある方のブログや、ヴェニカ&ヴェニカ社の他のワインをワインリストに載せているお店の情報くらいで、このソーヴィニヨン自体には全く辿り着けず、かなり苦戦しました。

最終手段、このワインを作るワイナリーに連絡を試みました。イタリアのサイトでしたので、英語が通じるか不安でしたが、英語のサイトも併設されており、「東京のあるレストランで御社のソーヴィニヨンを頂き感銘を受けたこと」、「どうにかしてもう一度入手したいこと」をダメ元でメールを送ってみました。
すると、翌日、そのワイナリーより返信があり、日本でヴェニカ&ヴェニカ社のワインの総代理店をしているというヴィナリウスという会社を紹介してくださったのです。あまりにも嬉しく、すぐに、ご紹介いただいた会社のサイトにアクセスしてみると、ありましたーーーーっ!!あんなに何度も検索しても出てこなかったのに、ヴェニカ&ヴェニカ社で取り扱っている全てのワインがずらりと顔を揃えていました。胸が高まり、早速、お目当てのソーヴィニヨンを2本、ポチッと購入。

確認メールを見ようと、PCメールを開いてみると、イタリアのワイナリーから返信があったすぐ後に、ヴィナリウス社からメールが来ていたのです。その内容は、ヴェニカ&ヴェニカ社に私が連絡したこと、ヴェニカ社のワインを気に入ったことへの感謝と、日本で唯一のインポーターであることなどが綴られていました。つまりは、イタリアのワイナリーの方が日本で困っている人(私)が居る事をインポーターにお知らせしてくださったということです。この、国を超えた連携プレイに胸を打たれ、感激しました。この後は、ヴィナリウス社の方とのやり取りになるのですが、丁寧で、迅速な対応をしてくださいました。



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