ソムリエのつぶやき

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第32回
春の味覚 シュパーゲル

この時季になると、ドイツのスーパーマーケットや街中のマーケットには、春の訪れを知らせる「シュパーゲル(ホワイトアスパラ)」が並びます。寒くて長いドイツの冬の終わりをシュパーゲルの出荷と共に感じることができ、春が来たことを喜ぶ存在として、ドイツの人々に愛されています。また、出荷時期も6月24日までと、限られているのでドイツの人々は、ここぞとばかリにシュパーゲルを楽しむのです。
日本のフレンチレストランなどにも、この時季にホワイトアスパラが出回りますが、佐賀産のものを多く目にします。ドイツのシュパーゲルは佐賀県産のものに比べてかなり太く、食べ応えがあります。太陽をいっぱいに浴びて作られる緑色のアスパラガスに対し、白いアスパラガスは、土に潜らせたまま作られるので、色がつかず、柔らかいのです。また、緑色のアスパラガスは皮を剥かずに頂きますが、皮が厚い白いアスパラガスは、皮を剥いて頂きます。

私も、この時季だけは、ドイツに行くと好んで食べる「カリーヴルスト」そっちのけで、「シュパーゲル」に飛びつきます。カリーヴルストとは、ソーセージにカレーソースをたっぷりかけて頂く、付け合わせは、どこでも決まってフライドポテト、というなんともざっとしたB級グルメなのですが、これがビールに合って、ん~、美味しいんです!

ランチで頂いたシュパーゲル

でも、この日は、フランクフルト到着時から楽しみにしていたシュパーゲルをランチに頂きました。シュパーゲルは、溶かしバターか、オランデーズソースをかけていただくのですが、付け合わせは、ハムやシュニッツェル(子牛のカツレツ)などのお肉料理と茹でたポテトとボリューム満天です。一皿にシュパーゲルが数本来ますので、これだけで満足できます。新鮮で甘みのあるこの時季だけのお味♡最初の一口は、やはり感動するもので、現地の旬を頂けることに感謝しました。


フランケンの辛口ワイン

ワインとのマリアージュを楽しみながら食べ進めましたが、ここでチョイスしたのは、ドイツのフランケン地区で作られる、リースリングとシルバーナというブドウ品種から作られる辛口の白ワインです。このように、バターなど、少し脂っぽいものを頂く時に、お口の中をすっきりしてくれるのです。この地区のワインだけ、ボトルの形が、ずんぐりと丸みを帯びているので、探すのが簡単です!


ランチで満たされたお腹を軽くするため、食後は、街中のデパート巡り。ドイツ製のガラスのお皿が大好きで、行くたびに少しずつ集めています。ひとつずつが重いので、一気にたくさん買うことはないのですが、これが余計に集めたくなるのかもしれません。



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