リリアン・トゥーの伝道士、風水であなたの生活を変える!

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第14回
東京スカイツリーの風水について

私は東京で生まれ育ち、40年間さまざまな町の変化と、変化しない部分を見つめてきました。5歳ではじめて東京タワーに登って町を見下ろした時の驚きは、今でも覚えています。車も歩行者もアリのように小さく見えました。東京タワーはいつもあたたかい灯火(ともしび)のように大都会で暮らす人々の心を照らしてくれ続けています。

サンシャイン、都庁、六本木ヒルズ…次々と美しい高層ビルが生まれ、東京の地図は塗り変わってきました。
そしてこの5月22日、東京の新しいシンボル塔であるスカイツリーが開業します。ここでは風水の視点から、スカイツリーがどのような影響を私たちにもたらすのかをみていきます。

高い建物を風水では「山」と考えます。でもスカイツリーは細長いですし、山というよりは棒のようですが、それでも地上では太陽の影になる部分が増えますし、風向きも変わるので、私たちが想像する以上に周辺の風水、つまり自然環境に変化がもたらされると予想します。
もともと東京は、約400年前に風水を意識して都市計画された町ですから風水の影響を受けやすいのです。

立地

スカイツリーの建つ墨田区押上は、平坦な東京低地に位置する町です。高層ビルが少ないエリアで、634mの高さは一層強調され、本当に周囲を圧倒しています。
風を遮るような山や丘もないので、地上ではあまり感じないかもしれませんが、スカイツリーによって風の強い上空での風の流れが大きく変わりそうです。すると雲のでき方が変わるので、気象の傾向そのものが変わることもありそうです。

スカイツリーは一辺が70mの三角形の土地に634mの高さの塔が建っているため、塔の印象は細長く、先のとがった釘(くぎ)のような形に見えます。鋭い形状の建物は、周囲に「毒矢(どくや)」と呼ばれる悪いエネルギーを送り、不運をもたらします。直接スカイツリーが見える家や会社では、観葉植物を置いて視界を遮ったり、サンキャッチャーのような多面的カットの施されたクリスタルを窓辺につるして、毒矢の影響を散らすようにするのが無難です。

方位図

東京の中心である皇居を中央とした八方位の北東に、スカイツリーは位置しています。北東は風水の基本である八卦(はっけ)の法則によると「教育」をあらわす方位です。
徳川時代に教育の中心として建てられた孔子廟(現:湯島聖堂)が江戸城の北東だったことは風水と関係がありそうです。教育大を前身とする筑波大学がこの延長線上の方位にあるのも偶然ではなさそうです。
また北東は「教育」の他に「通信やメディア」の運をあらわす方位でもあります。スカイツリーは地デジ波を送信する塔としてはふさわしい方位に建っているのです。

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