リリアン・トゥーの伝道士、風水であなたの生活を変える!

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第29回
東京証券取引所の風水から景気を読む

■富の入口

マーケットセンター側の入口は、全体の南東に位置します。
南東は五行で「木」の性質を持ち、八卦(はっけ)で「富」をあらわす方位です。
写真を見ると、この入口の両側には大きく元気な木が立っています。これによって、この玄関の富のパワーが高められるのです。

また、正面玄関と同じように今年のフライングスター風水のチャートを見ると、知性や創造力をあらわす幸運が位置しています。昨年はこの場所に五黄(ごおう)という風水で最も恐れられている深刻な不運の存在があったのですが、今年は大丈夫です。
このドアの前には噴水はありませんが、建物の中からよく見ると玄関から川が見えます。
五行で水は木を育む要素なので、このドアからも幸運の気が非常に強い状態で建物に入ることがわかりました。

■三角ビルの不運

南東の入口から見える川の景色

風水を知っている人なら、このマーケットセンターの建物が三角形であることについてネガティブな風水の影響を想像するはずです。
確かに風水では、三角形の家に住むことや三角形の空間で長時間過ごすことは、不安定な人生や精神的ストレスをもたらすのでタブーとされています。
しかし、実際にこの入口を入ってみると、中のマーケットセンターは私たちがいつもニュースで見ているようにガラスばりの円筒型で、上部に赤系の電光掲示、すなわち「火」が高速で回転しています。

そして、いたるところにディスプレイが設置され、さまざまな光が駆け巡っています。
円筒形のガラスの中には、コンピューターで市場の動きを監視する人がいます。この場所は輪状の電光掲示板の中にありますから、三角形の建物内にいるという感覚はほとんど感じられないでしょう。
それ以外の場所に人はほとんどいません。執務はこの場所では行われていないのです。
この三角形の部分は、上空から見ると庭のように見えますし、メイン棟の付属施設として考えた方が自然です。

このように東京証券取引所の2つの入口の風水を見ただけでも、今年の株価に期待できます。
このまま株価が安定的に上昇し、企業活動が活性化することで、私たちの身近な景気も回復してほしい。今年の特別な風水が、そのきっかけとなることを心から願っています。

ちなみに、メイン棟は1984年に、マーケット部分は1988年に竣工しました。日経平均株価の史上最高値をつけた1989年は、建物の風水として非常に新鮮で、エネルギーが高い状態でした。
さらに1989年の風水のチャートを見ると、正面玄関に当時の最吉数であったラッキーセブンが、南東の入口には成功を示す「1」があったのです。
そしてバブルが崩壊した1991年2月、正面玄関に深刻な不運をあらわす五黄が位置していたことは、決して偶然ではなさそうです。

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