私が見つけたライフワーク(2)

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第11回
雑草の王様「タケニグサ」

植物にはいろいろな表現があります。例えば、「草」や「木」。これは、良くも悪くもなく、味も素っ気もない、無味乾燥なイメージを与えるだけの言葉です。
これが食べられるものなら「山菜」、観賞用なら「園芸植物」、田畑で育てられたものは「作物」と呼ばれます。「山野草」という表現ならば、なんとなく親しみや情趣を感じさせますね。
しかし、「雑草」という表現だと、とたんに評価が下がってしまいます。

最近、熱中症が気になるので、草取りもそう無理してできず、少し手を抜いたりしますが、雑草の方は雨にも負けず風にも負けず、もちろん夏の暑さには負けず、それどころか喜び勇んで伸び放題。人間の方が根負けしそうです。
「雑草」に明確な定義はありません。辞書では「自然に生えるいろいろな草。また、農耕地で目的の栽培植物以外に生える草」などと表現されています。「雑草」は、人間にとっては利用する価値がなく、観賞するほどの美しさも持たない、多くは作物や景観の邪魔をするだけの存在として扱われています。

「雑草か否か」は主観で決められるわけで、その人に「邪魔だなぁ」と思われれば、それはたちまち雑草になってしまいます。
「自然を大事にしよう」などとよく言いますが、山奥に咲く貴重な花を取らないようにすることもさることながら、身の回りにある「雑草」たちともうまく付き合うことを考えるべきではないでしょうか。

雑草にしか見えないタケニグサですが…

しかし「雑草」と呼ばれていても、面白い野草は多くあります。その中の一つ、「タケニグサ」。 日本に自生する大型の山野草です。

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