私が見つけたライフワーク(2)

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第19回
我が国には草にも桜がある

日本人の多くが春の花として頭に描くのは、何といっても「サクラ」でしょう。
ロウバイ、マンサク、ウメなどの花も春の花とされますが、春本番ともなれば「花=サクラ」で、マスコミでも「桜前線が…」などと盛んにとりあげます。
チューリップやその他の花が紹介されることもありますが、お天気コーナーで開花予想まではされません。
同じように、サクラの陰に隠れている存在の一つにサクラソウがあります。小林一茶がサクラソウを「我国は草も桜を咲にけり」と詠んだことから考えると、やはり日本の春はまずサクラなのでしょう。でも、サクラソウも春にふさわしい花です。

サクラソウの外観ですサクラソウの外観です

サクラソウは名前からすると「サクラの仲間か?」と思ってしまいますが、実はサクラソウ科という独立した科があり、世界には20あまりの属、1000種くらいがあるといわれています。
サクラと名のつく植物は結構ありますが、一つの科全体にサクラの名前がつくのはサクラソウくらいでしょう。
一方、名前の元であるサクラは、サクラ科ではなくバラ科です。サクラ属サクラ亜属に属していて、その仲間は世界で数十種と意外に小さな所帯のようです。

サクラの仲間ではないのにサクラソウと名付けられたのは、花がサクラに似ているからだとされています。確かに、植物図鑑でも植物のことを書いた本でもインターネットでも大体そのように説明されています。

サクラソウの花びら
サクラソウの花びら
サクラの花びら
サクラの花びら

しかし、具体的にどこがどう似ているのかよく分かりません。花びらが似ているからという説明もありますが、あまり明確には説明されていません。
実際サクラソウは花びらの形がいろいろあるようで、今回見たものは「少し似ているかな?」くらいに感じる程度でした。もしかしたら、ほかの場所で咲いているものはもっと桜の花びらに似たものがあるのかもしれないし、ほかのサクラならもっと似ているものもあるのかもしれませんね。

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