ライターHの“デジモノ”放談

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第8回
にぎやかなカフェで、自分一人の世界に浸れるカナル型イヤホン

「ノマドワーキング」という言葉をご存じだろうか? ノマドとは、遊牧民や放浪者を意味する英語の「nomad」からきている。つまりノマドワーキングとは、一カ所に定住することなく、あちこち移動しながら、仕事をするスタイルのことである。

筆者は7年くらい前から、ほぼ全ての仕事を自宅や会社ではなく、屋外でこなしている。この原稿を書いているのも、カフェの店内だ。最近、このように場所を問わない仕事スタイルが注目されるようになり、ノマドワーカーの一人として、またはクラウドと呼ばれるオンラインサービスの達人として、取材を受けるような立場になった。でも、ボクとしては特にノマドワーカーという意識を持つことなく、仕事をするために仕方がなく、年間360日、都内のカフェを転々としている。

そんな筆者にとって、屋外で仕事をするときにパソコンより重要な機器がある。音楽プレーヤーにつなぐ「イヤホン」だ。意外に思われるかもしれないが、仕事するためにカフェに出向いたあとで、イヤホンを忘れてきたことに気づき、自宅まで取りに帰ったことがあるほどだ。

なぜ、イヤホン1つがそんなに大切なのか? 理由はノマドを実践している場所に原因がある。ボクが仕事をしているのはカフェやファミリーレストランのため、時と場合によって周りの話し声が気になることがある。例えば、平日の午前中は主婦の方、昼過ぎはサラリーマン、午後は学生と、客層を変えながらにぎやかな状態が続く。こういった喧噪の中で集中するために、イヤホンが必要だったのだ。

ノマドを始めてから最初の数年間は、良いイヤホンを探して試行錯誤を続け、今は米国のETYMOTIC RESEARCH(エティモティックリサーチ)のイヤホンに落ち着いている。素直で自然な音質が特徴というイヤホンだが、なにより筆者が感心したのは突出した“遮音性の高さ”だった。

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