ライターHの“デジモノ”放談

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第20回
大人がハマる「Facebook」の魅力とは?

思いがけない出会いや“絆”を実感できる

なぜ、いい歳の大人がFacebookに興じているのか。実際にFacebookをやってみると、よく分かる。Facebookのような大勢が参加するSNSは、人生経験を積んできた人の方が面白いと感じられる“シカケ”があるからだ。

そのシカケとは“人との絆”。Facebookを初めとするSNSは、ユーザー同士が友達として登録しあい、互いの近況を共有しあう場所になる。たわいのない日常の一ページ、どこでランチを食べたとか、散歩中に撮影した写真、面白かった本などの感想などFacebook上に投稿、友達に公開するわけだ。

友達はアナタの投稿に対してコメントを残したり、「イイね!」というマークを付けることで、反応を示してくれる。こうしたFacebookを通じたやり取りが、小さな絆となって積み重なっていくのだ。密接とはいい難いが、適度な距離感を保ちながらコミュニケーションをとっていける。

筆者のプロフィールページ。その名の通り、筆者のプロフィール、投稿した内容や誰と友達なのかといった情報が一覧できる

fromNowで掲載されている各記事に用意されている、Facebookの「イイね!」や「シェア」ボタン。これらをクリックすると、お気に入りの記事としてFacebookに投稿できる。こうして投稿された内容を、友達として登録した人が見てコメントや「イイね」という反応をしてくれる

Facebookで多くの人とつながろう……。そう思うとき、実はこれまでの人生経験がものをいうことに気づかされる。出会った人の数が多いほど、登録できる相手が増えるからだ。また年齢を重ねていくほど、古い友人との昔話に花が咲くというもの。そして毎日のように投稿を共有していくと、互いが身近な存在に感じられるようになるのだ。

実際、筆者自身もFacebook上で、昔働いていた職場の同僚と15年ぶりにFacebook再会した。その友人は雑誌の編集職を経て、現在は中国国内で活躍している。思いもしなかったような再会だった。実際にあうことはないが、彼がFacebookに投稿することを興味深く眺めている。

Facebookにログインすると、このように友達からの投稿がずらりと並ぶ。どういうことをやっているのか。各人が面白いと感じた記事や動画、撮影した写真などが集まってくるため、興味深い情報が集まる場所になるのだ

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