ライターHの“デジモノ”放談

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第23回
軽さに驚いた! カバー型のiPadキーボードを試す

iPadに似合うアルミニウム外装とワザありのマグネットクリップ

ロジクール ウルトラスリム キーボードカバーTK710の使い勝手をみていこう。まずiPadへの装着方法だ。操作はとても簡単。この製品は、アップル純正のiPadカバー「Smart Cover」と同じマグネットクリップ式を採用している。このためiPadに近づけると、マグネットクリップ部が本体にピタッと張り付く。

あとは、液晶部を覆うように折りたたむだけだ。カバーの開閉に応じて、液晶ディスプレイの電源をオン・オフできる設定も利用可能。使い勝手は、まるでキーボード内蔵のSmart Coverといったところだ。またカバーの素材(背面部分)には、iPadと同じアルミニウム合金を採用しているため、デザインも統一感があって良い。

iPadにはマグネットクリップを使って装着する。Smart Coverに対応したiPad用の背面カバーを装着したまま使える

キーピッチは17ミリ。配列は、他のiPad用Bluetoothキーボードと同じ、英語配列となる。日本語配列を選んだ筆者のMacBook Airと比べると、若干窮屈で記号などの入力に戸惑うことがあった。それでもソフトウエアキーボードよりは、断然使いやすい。最初は使いづらいと思っても次第に慣れていくはずだ。

このほか、オッ!と思わせてくれたのが、iPadの操作できる14種類のファンクションキーだ。「Fn」キーを押しながら1列目のキーを押すと、ホーム画面に戻せるほか、検索機能を起動、言語の切り替え、文字の選択、選択した文字の切り取りやコピー、貼り付け、音楽の再生に音量のアップ・ダウンなどの操作ができる。

よく使う機能をファンクションキーから呼び出せるため、iPadの操作性がアップする。特にiPadで原稿を書くときは、iPadで音楽をバックグラウンド再生して作業するため、音楽関連の操作が快適になるのは魅力的。バッテリー駆動時間も長く、1日数時間の作業なら1週間は充電しなくても動作しそうだ。

これまでiPad用Bluetoothキーボードは、いろいろ試してきたが、日本語配列では使えないこと(iOS上の制限)を除けば、欠点が最も少ない製品だろう。ロジクール ウルトラスリム キーボードカバーTK710を使って、今一度、iPadで仕事するという夢に、挑戦してみたい。

キーピッチは17mmで、フルサイズキーボードよりは若干狭い。キーストロークは、1.2mm

14種類のファンクションキーを用意。Fnキーと1列目のキーを同時に押すと、ホームや言語切り替え、音楽再生などの機能を呼び出せる

紹介した商品

▼「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバーTK710」(ロジクール)
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/tablet-accessories/keyboards/ultrathin-keyboard-cover

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