ライターHの“デジモノ”放談

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第13回
エコ&スムーズ! “ストレスフリー”の無線マウス「ロジクール ワイヤレスマウス M525」

オプティカルマウスの進化形

ロジクールのM525は、マウスの動きを読み取るセンサー方式に「レーザーグレードトラッキング(LGT)」を採用した。これは「光学式」などとも呼ばれる、「オプティカル方式」の進化形だ。こう書くと、「何だ、オプティカル方式のマウスなのか…」と思われる人もいるだろう。確かにマウスのセンサー方式は、オプティカル方式からレーザー方式へと進化していった。このためパソコンに詳しい人ほど、オプティカル方式よりレーザー方式の方が優れていると思っている。

だがこれも、昔の話。オプティカル方式の技術も改善され、レーザー方式並みの精度でマウスの動きを読み取れるようになっている。詳しく書くと、ロジクールのレーザーグレードトラッキングは、光源となるLED光をレーザーマウスと同じような角度で照射。この光がテーブルの表面で跳ね返ったところをセンサーで読み取っている。レーザー方式の良い部分を取り入れることで、従来のオプティカル方式が苦手としていた光沢感のあるテーブルでもマウスパッド無しで使えるようになった。

さらに従来のオプティカル方式よりも、少ないLED光の量でマウスの動きを検知できるため、消費電力性能がグッと高まった。

左の写真はM525の底面。「レーザーグレードトレッキング(LGT)」方式を採用して、LEDとセンサーの位置関係を改善した。具体的に書くと、従来のオプティカル式が照射したLED光を真上から捕らえるものだったのに対し、レーザーグレードトラッキング方式は反射したLED光が一番集まる場所にセンサーを配置している。この改善により、読み取り精度がレーザーマウス並みに高まった

光学式ながら金属製のテーブル、光沢感のある木製デスクといった難しい素材でも、マウスパッド無しで利用できるのがレーザーグレードトレッキング方式の利点。カフェなどのテーブルでも、問題なく使えた

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