ライターHの“デジモノ”放談

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第15回
iPadで仕事! ノートPCの使い勝手をプラスできる「ロジクールトランスフォーム キーボード TK900」

コピー&ペースト、日本語変換操作で分かる外付けキーボードの魅力

iPad用のBluetoothキーボードをお薦めする理由は、文字が入力しやすいからだけではない。iPadを使う上でストレスに感じる、文字の範囲選択やコピー、ペースト(コピーした文字の貼り付ける作業のこと)の作業も快適になるからだ。

iPadで画面上の文字を選択するには、画面上を長押し(ロングタップ)して範囲選択に切り替え、さらに指定範囲を微調整。最後にコピーするか、切り取るかという操作を選ぶ。さらにコピーした文字を貼り付けるときも、貼り付ける位置をロングタップとドラッグ操作で指定した上で、貼り付けるという操作を選ばなければいけない。この操作を繰り返すのは非効率だ。

この一連の操作は、TK900を使うことでパソコンと同じになる。つまり矢印キーとShiftキーを利用して文字を選択したら、cmdキーとCキーで文字をコピー。文字を挿入したい場所へとカーソルを移動させ、cmdキーとVキーで文字を貼り付ける。入力作業で欠かせないコピー&ペースト作業が、一気に楽になる。

通常、文字の選択は、画面をロングタップしてから選択範囲を調整するという操作が必要となる。これが文字を入力するときにもストレスになる

TK900を使えば、矢印キーを使ってカーソルの位置を選択したい文字の先頭に移動できる。さらに、Shiftキーを押しながら矢印キーを押して範囲を選択し、cmdキーとCキーでコピー(切り取りはcmdキーとXキー)。さらに矢印キーを使って、文字を貼り付ける位置へとカーソルを移動。今度はcmdキーとVキーで、コピーした(切り取った)文字を貼り付ける

外付けキーボードを利用すると、日本語変換の操作も改善される。ソフトウェアキーボードでは、変換候補欄を指でタップしないと確定できないが、TK900を使えばスペースキーを押していくだけで、変換候補が切り替わっていく。あとは目的の変換候補を選択されたらEnterキーを押すだけ、これで選択した文字が入力される。慣れ親しんだ操作をiPadで実現できることが、外付けキーボードをお薦めする理由だ。

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