皆さん、こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの山田英次です。

資産運用にチャレンジしようとしている人は、皆、(当たり前ですが)それぞれ『利回り』を得ることを画策しています。

前回のコラムでお話しました通り、この『利回り』というものは、だれかから無償で提供されるプレゼントではありません。皆さんが、高い『利回り』が欲しいと思ったならば、それと交換できる『何か』を提供しなくてはならないのです。

さて、この『何か』とは何だったでしょうか。

それは、皆さんの『お金』でした。そして、その『お金』の提供方法には『貸す』か『プレゼントする』かの2つの方法があるというお話もしましたよね。

今回は、前者の『貸す』方法についてお話を進めていきます。

資金の提供

銀行にお金を渡すことを、みなさんは預金と呼びますが、その行為は、大事なお金を『預かってもらっている』のではなく、実際は、『貸してあげている』のだということを、前々回のコラムで、お話しました。

私たちは、すでにお金を『貸す』ことにより、銀行から、ある一定の収益(金利)を得ています。ですが、今回のお話では、銀行以外の第三者にお金を貸し、銀行よりも高い金利を確保することを考えていきます。

もちろん、『お金に困っている人を見つけて、高い金利を提示して貸付をする』といった貸金業者になって下さいという乱暴なお話ではありません。(もし、皆さんが、貸金業者の登録を受けることなく貸金業を営むと『5年以下の懲役、若しくは、1000万円以下の罰金を科せられるか、併科される』ことになりますので、ご注意ください。)

皆さんが安心して資金を『貸す』ことができる方法である、債券投資について触れていきます。