フロム・ナウ的失敗しないマンション選び

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第18回
低価格路線が市場を席巻する

ここで注意したい点は、建築総額を抑えたコンパクトなマンションが増えるということです。つまり価格が安くても、それなりの広さしかなかったり、無理のある間取りになっていたりと、住みにくい物件も増えることが考えられます。平米あるいは坪単位当たりの価格を割り出してみてください。単位当たりの価格を知ることで、本当の価値が見えてきます。
住みやすい間取りの選び方などについては、拙著を参考にしてみてください。

なお、所得の伸び悩みなど将来への不安が高まっている中、中古マンションへの注目度も上がっています。内装がリフォームされていれば、新築と変わらない美しい部屋で暮らすことができる訳で、新築より安い価格で買えるのですから、中古マンションを選ぶ人が増えるのも当然でしょう。
好立地で構造がしっかりしており、さらに大規模修繕を終えたばかりのマンションなどであれば、中古でも購入する価値は十分あるといえるでしょう。

また、メディアの情報には流されないほうが良いでしょう。事実もありますが、デベロッパーとタイアップしたドキュメンタリー仕立ての広報番組もあります。どんなにマンションが売れていると報道されていても、それがあなたにとって買い時であるとはいえません。
将来値下がりするリスクなども踏まえ、無理なく買える範囲であなたにピッタリなマンションを冷静に選んでいきましょう。

<参考>
グランシンフォニア
http://www.toda923.jp/top.html
プラウドシティ稲毛海岸
http://www.proud-web.jp/inagekaigan/

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