フロム・ナウ的失敗しないマンション選び

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第22回
「住んでみたい」と「住んでみて良かった」は違う?

リクルートが提供している不動産関連情報サイト「SUUMO」をご存じの方も多いと思いますが、時々面白い調査や、変わった角度からのデータを提供してくれるので、日ごろの消費者動向を知るために私もよく参考にさせてもらっています。

そしてこの程、「住んでみたい沿線・住んでみてよかった沿線ランキング」というアンケート結果が出ました。人それぞれ各沿線のイメージを持っているかと思います。今回のアンケート結果は、ある部分は一般的なイメージと合致していましたが、一方「あれ?ちょっと意外?」という結果も出ています。
また、イメージと実際の住みやすさに大きな違いがあったという沿線があったのも、非常に興味深いものがありす。これらを参考にしてみることで、イメージにとらわれず、本当に住みやすい街を選ぶことができるかもしれませんね。人気がなくとも住みやすいのであれば、お買い得なマンションを選ぶことができる可能性もあります。

こうした結果を受けて、マンションを造る側の考え方も今後変わってくるのかもしれません。
それでは、アンケート結果のどんなところにポイントがあるのかを考えてみます。

《住んでみたい沿線・住んでみてよかった沿線:総合ランキング》

住みたい沿線:
1位:JR山手線
2位:JR中央線
3位:東急東横線
4位:JR京浜東北線
5位:東急田園都市線
6位:小田急線
7位:京王線
8位:JR総武線
9位:京王井の頭線
10位:JR東海道本線
11位:東京メトロ有楽町線
12位:東京メトロ丸ノ内線
13位:東京メトロ東西線
14位:東武東上線
15位:東京メトロ銀座線

住んでよかった沿線:
1位:JR中央線
2位:JR京浜東北線
3位:京王線
4位:JR山手線
5位:東急東横線
6位:小田急線
7位:東急田園都市線
8位:JR総武線
9位:JR東海道本線
10位:東京メトロ東西線
10位:東武東上線
12位:西武池袋線
13位:京浜急行線
14位:西武新宿線
15位:JR常磐線

《イメージの良さも住みやすさもダントツなのは、やはり中央線沿線》

各世代別、カテゴリー別のアンケートを見ても、総じてイメージ・実際の住み心地ともに評価が高かったのが中央線です。アクセスの良さは言わずもがなですが、新宿、東京、両ターミナルにダイレクトにアクセスでき、八王子~東京間でちょうど1時間。十分に通勤圏内です。
場所を選べば、東京メトロ線と2線利用可能なエリアもあり、地盤が安定しているといううわさが広がったため需要が急上昇したこともありました。いずれにしても都心通勤者には人気の高い沿線です。

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